次亜塩素酸水とは?安全性や効果からおすすめの使い方まで徹底解説
近年、ウイルス対策への関心が高まった影響で、除菌・消臭アイテムとして次亜塩素酸水が使われることが多くなり、「次亜塩素酸水とはどんなものなのか」と、関心を寄せている方が増えています。
次亜塩素酸水とは、人の体内で生成されている次亜塩素酸を主成分とした溶液のことですが、この説明だけではどんな液体なのかイメージするのは難しいですよね。
そこで、今回は次亜塩素酸水とは何なのかを、特徴や性質、使い方などの観点から分かりやすく解説します。
目次[非表示]
- 1.次亜塩素酸水とは何か?
- 1.1.主成分は次亜塩素酸
- 1.2.次亜塩素酸水の液性は酸性
- 1.3.次亜塩素酸水の濃度(ppm)
- 2.次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム液との違い
- 3.次亜塩素酸水の生成方法
- 3.1.次亜塩素酸水の生成方法
- 3.2.生成方法による安定性の違い
- 4.次亜塩素酸水の効果
- 4.1.ウイルスや菌に対する効果
- 4.2.臭いに対する効果
- 4.3.アレルギーを引き起こすタンパク質への効果
- 5.次亜塩素酸水の安全性
- 6.おすすめの次亜塩素酸水の使い方・利用シーン
- 6.1.モノの除菌・消臭に使う
- 6.2.噴霧して空気中を浮遊しているウイルスや菌などの対策に使う
- 6.3.掃除の時に使う
- 7.次亜塩素酸水が気になる方はノロックスをご検討ください
次亜塩素酸水とは何か?
次亜塩素酸水とは「次亜塩素酸」という成分を主成分としている酸性の溶液です。
ここでは主成分や液性など、化学的な視点から次亜塩素酸水について解説します。
主成分は次亜塩素酸
次亜塩素酸とは、人間の血液中にある白血球の1つ「好中球」で生成されている成分を指します。
次亜塩素酸は体内に入った細菌やウイルスなどの異物を攻撃して排除する働きがあるため、高い除菌効果があるとして医療現場でも除菌用の成分として活用されています。
ちなみに主成分が人間の体内で生成されている成分であることは、次亜塩素酸水があんしん・安全に使える理由の1つです。
次亜塩素酸水の液性は酸性
次亜塩素酸水は酸性の溶液です。
ただ、次亜塩素酸水と一口に言っても、pH(液性を示す0〜14までの数値)は商品や利用される場所によって異なります。
家庭で使用する場合は、弱酸性に分類されるpH5.0〜6.5に調節されている場合が多いです。
次亜塩素酸水の濃度(ppm)
次亜塩素酸水に含まれている次亜塩素酸の濃度は塩素濃度と呼ばれており、単位はppm(1ppm=0.0001%)で表されます。
塩素濃度もpHと同様、商品や利用される場所によって異なりますが、一般家庭で使用する場合は50ppm〜200ppmの次亜塩素酸水が使用されることが多いです。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム液との違い
よく次亜塩素酸水と混同してしまうものに、次亜塩素酸ナトリウム液があります。
次亜塩素酸ナトリウム液とは塩素系漂白剤を水で希釈したもので、次亜塩素酸水は全くの別物ですし、塩素系漂白剤を希釈しても次亜塩素酸水にはなりません。
また、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム液は性質が全く異なります。
家庭で使用される次亜塩素酸水は弱酸性の溶液ですが、次亜塩素酸ナトリウム液は強いアルカリ性の溶液です。
金属を腐食させたり、肌に触れると化学やけどが起きたりするなどの危険があるので、次亜塩素酸水ほど手軽に扱うことができません。
次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウム液を使うときは性質を混同させないようにしましょう。
次亜塩素酸水の生成方法
次亜塩素酸水には、大きく分けて2つの生成方法あり、どのように生成されたのかによって、溶液の成分の安定性が大きく異なります。
次亜塩素酸水の生成方法
1つ目の生成方法が、電解槽を使って塩酸あるいは塩化ナトリウム水溶液を電気分解する方法です。
電解槽とは、電解液(次亜塩素酸水を生成する場合は塩酸や塩化ナトリウム水溶液のこと)を入れる槽でプラス電極とマイナス電極で構成されています。
電気分解によって得られる次亜塩素酸水は電解次亜塩素酸水とも呼ばれています。
2つ目の生成方法が、次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を水で混合希釈して中和し、生成する方法です。
混合希釈で生成された次亜塩素酸水は、混合水と呼ばれています。
生成方法による安定性の違い
電解水と混合水は、基本的に効果や安全性に大きな差はありません。
しかし、生成した液剤の安定性は全く異なります。
電解水は一度に大量に生成できる反面、次亜塩素酸水の成分が分解するスピードがとても速く、長期間保管しておくことができません。
一方、混合水は電解水に比べると成分の分解速度が500倍以上遅いため、一定の期間であれば保存しておくことができます。
家庭で次亜塩素酸水を使う場合は、長期間の保存に適した混合希釈で生成された次亜塩素酸水がほとんどです。
次亜塩素酸水の効果
次亜塩素酸水には除菌をはじめ、様々な効果があります。
ここではどのような効果があるのか詳しく解説します。
ウイルスや菌に対する効果
次亜塩素酸は、人間の体内の免疫システムとして白血球が生成している細胞性免疫の主役物質なので、次亜塩素酸が主成分である次亜塩素酸水もウイルスや菌に対して高い効果を発揮します。
例えば、除菌アイテムとして一般的なアルコール消毒液で除菌できない強力なウイルスや菌でも次亜塩素酸水であれば除菌が可能です。
また、次亜塩素酸ナトリウム液の場合、高濃度でないと強力なウイルスに効果がありませんが、次亜塩素酸水は次亜塩素酸ナトリウム液の80倍の効果があるので、高濃度でなくても除菌が可能です。
次亜塩素酸水が効果を発揮するウイルスや菌は幅広く、感染症を引き起こすウイルスや細菌はもちろん、カビ菌にも効果があるので、除菌対策だけでなくカビ菌対策にも活用することができます。
臭いに対する効果
次亜塩素酸水には、悪臭の原因物質を分解・破壊する働きがあることから、消臭効果も認められています。
消臭面でも高い効果が認められており、食べ物臭や生ゴミ臭、体臭、トイレ臭、タバコ臭、ペット臭といった幅広い臭いを消すことが可能です。
香りをつけて消臭するのではなく、臭いそのもの消すため、ニオイ戻りやニオイ残りがなく、使用後は無臭なのも特徴です。
アレルギーを引き起こすタンパク質への効果
次亜塩素酸水は、花粉やダニのふん・しがいに含まれている、アレルギーを引き起こすタンパク質を分解する効果もあります。
そのため、花粉対策やダニ対策に活用することもできます。
次亜塩素酸水の安全性
次亜塩素酸水を実際に使うとなると、気になるのがやはり安全面ですよね。
人体への影響を懸念する方も多いですが、結論から言えば次亜塩素酸水はあんしん・安全に使用することができる溶液です。
先述したように、次亜塩素酸水の主成分は人の体内でも生成されている成分であるうえ、液性が人の肌と同じ弱酸性です。
また、次亜塩素酸水は除菌や消臭などの効果を発揮すると、水に戻る性質があります。
塩素成分が残留しないため、万が一のことがあっても安全に使えることから、赤ちゃんやペットがいる環境下でも使用することが可能です。
おすすめの次亜塩素酸水の使い方・利用シーン
次亜塩素酸水は様々な効果があることから、色々な使い方ができます。
ここでは次亜塩素酸水の使い方について簡単に解説します。
モノの除菌・消臭に使う
最も一般的な使い方がモノに対する除菌や消臭です。
次亜塩素酸水をスプレーボトルに詰めて使えば、手軽に除菌・消臭が可能です。
人が触れる場所であるドアノブや手すり・洗うことのできない家具・洋服などあらゆるモノに対して使用することができます。
噴霧して空気中を浮遊しているウイルスや菌などの対策に使う
次亜塩素酸水は専用の噴霧器で噴霧することが可能なので、空気中を浮遊しているウイルスや菌、花粉に対しても効果を発揮します。
空気清浄機と合わせて使用すれば、より空間を清潔に保つこともできるのでおすすめです。
掃除の時に使う
次亜塩素酸水は日常的に使うだけでなく、掃除にも活用することができます。
掃除に次亜塩素酸水を取り入れることで、綺麗にするだけでなく、除菌対策や消臭対策、カビ対策を同時に行うことができます。
次亜塩素酸水が気になる方はノロックスをご検討ください
ノロックスは、第三者機関によって有効性・安全性が証明されている混合希釈で生成された次亜塩素酸水です。
pH5.8~6.2の弱酸性で出荷時に200ppmになるよう厳密に調整しているため、とても使いやすいのが特徴です。
また、用途に合わせてご購入いただけるよう様々なセットをご用意しております。
「次亜塩素酸水を使ってみたい」と考えている方はぜひ、ノロックスをご検討ください。
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