次亜塩素酸水って何に使うの?便利な使い道と活用時の注意点
医療現場で使われることが多い次亜塩素酸水は、近年、一般的にも使われることが増えてきました。
メディアやSNSで取り上げられることもあり、「次亜塩素酸水って何?」「どんなふうに使えるの?」と疑問に思っている方も多いかと思います。
次亜塩素酸水はウイルス対策はもちろん、消臭対策や花粉対策、ダニのフン・しがいの対策にも活用することができ、色々な使い道があります。
今回は次亜塩素酸水の使い道や、効果的な活用法をご紹介します。
目次[非表示]
- 1.次亜塩素酸水とはヒト由来の成分を主成分とする溶液
- 2.次亜塩素酸水の性質・特徴
- 2.1.●除菌効果がある
- 2.2.●消臭効果がある
- 2.3.●万が一付着してもあんしん・安全
- 2.4.●刺激臭がない
- 2.5.●不燃性
- 3.次亜塩素酸水の使い道
- 3.1.使い道①ウイルス対策のアイテムとして使う
- 3.2.使い道②消臭対策に活用する
- 3.3.使い道③花粉対策
- 3.4.使い道④ダニ対策
- 4.次亜塩素酸水の一般的な使用方法は?
- 5.次亜塩素酸水を使うときの注意点
- 5.1.次亜塩素酸水として販売されているものを使用する
- 5.2.使用期限を守る
- 5.3.冷暗所で保管する
- 6.使い道が豊富な次亜塩素酸水はノロックス
次亜塩素酸水とはヒト由来の成分を主成分とする溶液
次亜塩素酸水とは、医療現場を始め、介護施設や保育施設などで活用されている溶液で、ヒト由来の免疫成分である次亜塩素酸が主成分となっています。
次亜塩素酸は、白血球で生成される免疫システムである細胞性免疫の主役物質です。性質の1つとして、触れた有機物をただの水とわずかな塩、窒素化合物であるクロラミンに分解する性質があります。
そのため、次亜塩素酸が主成分である次亜塩素酸水にも、有機物に触れると水に変わって残留しない性質があります。
次亜塩素酸水の性質・特徴
次亜塩素酸水には、有機物に触れると水に変わる性質だけでなく、他にも様々な性質・特徴があります。
●除菌効果がある
次亜塩素酸には除菌効果があり、その効果は次亜塩素酸ナトリウム液(市販の塩素系漂白剤を希釈した液体)の80倍と言われています。
複数のウイルスに効果を発揮し、アルコール消毒液でも対策できないウイルスの除菌に使用できます。
●消臭効果がある
次亜塩素酸水には臭いの元を分解する性質があるため、消臭効果があります。消臭後は溶液の臭いが残ることはありません。
●万が一付着してもあんしん・安全
次亜塩素酸水は、弱酸性の溶液なので、万が一肌に触れてしまっても影響がほとんどありません。
●刺激臭がない
わずかに塩素臭がありますが、すぐに消えてしまうので、刺激臭はほとんどありません。
●不燃性
次亜塩素酸水は不燃性の溶液なので、安心して使うことができます。
次亜塩素酸水の性質・特徴は以下のページでも詳しく解説しています。
【次亜塩素酸水】勘違いしてるかも?!次亜塩素酸水の効果・種類について
次亜塩素酸水の使い道
次亜塩素酸水の使い道としては、次の4つがあります。
使い道①ウイルス対策のアイテムとして使う
次亜塩素酸水には、次亜塩素酸ナトリウム液やアルコール消毒液をはるかに上回る除菌力があるので、ウイルス対策に役立てることができます。
例えば、水道水で希釈してスプレーボトルに入れて、除菌スプレーとしてドアノブや机の上など多くの人が触れる場所に吹きかける使い方ができます。
スプレーを吹きかけた後に触ってしまっても残留性がないので、安心です。
使い道②消臭対策に活用する
消臭力も高い次亜塩素酸水は消臭対策にも役立てることができます。スプレーボトルに入れて使えば、洋服や靴から臭いのつきやすいソファや布団、カーテンまで幅広く消臭ができます。
他にも、臭いがこもりやすいトイレや車の中、キッチンの排水溝などの消臭にも活用できます。
使い道③花粉対策
有機物に触れると水に還る次亜塩素酸水には、タンパク質にも作用する効果があります。花粉にはアレルギー反応を起こしやすいタンパク質が含まれているので、次亜塩素酸水は花粉対策にも使うことができます。
花粉がつきやすい衣類やカバンに吹きかけることもできますし、噴霧器を使って空気中で浮遊している花粉にも対策できます。
使い道④ダニ対策
次亜塩素酸水は、気管支喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患の原因である、ダニのフンやしがいに対しても効果を発揮します。ダニのフンやしがいにもタンパク質が多く含まれているので、次亜塩素酸が触れると分解されます。
次亜塩素酸水の一般的な使用方法は?
次亜塩素酸水はスプレーとして使うか、噴霧器で噴霧するのが一般的です。
スプレーとして使う
スプレーなら気になるときにサッと使うことができます。また、小さなボトルに入れれば持ち運ぶことができるので、外出時にも活用することが可能です。
スプレーとして使う場合、生成しているメーカーの指示に従って希釈した次亜塩素酸水を使いましょう。
噴霧器で噴霧する
噴霧器を使えば、モノに付着している菌や花粉だけでなく、空気中を浮遊している菌や花粉の対策もおこなえます。
次亜塩素酸水を噴霧する場合は、次亜塩素酸水に対応した専用の噴霧器を使いましょう。水道水にしか対応していない噴霧器で次亜塩素酸水を使うと劣化の原因となってしまいます。
次亜塩素酸水を使うときの注意点
ウイルス対策から、消臭、花粉やダニ対策まで使い道が幅広い次亜塩素酸水ですが、使うときにはいくつか注意点があります。
次亜塩素酸水として販売されているものを使用する
次亜塩素酸水を使うときは、当たり前ですが必ず次亜塩素酸水として販売されているものを使用しましょう。
次亜塩素酸水と名前が似ているものに、塩素系漂白剤に使われている次亜塩素酸ナトリウム液がありますが、次亜塩素酸ナトリウムは次亜塩素酸水と全くの別物です。
次亜塩素酸ナトリウム液は、非常に刺激が強い溶液で、肌に触れると火傷のように荒れてしまいます。目や口に入った場合も大変危険です。
必ず次亜塩素酸水と表記があるものを購入しましょう。また、購入の際には、生成方法も確認してください。
次亜塩素酸水は大きく分けて2つの方法で生成されています。
1つ目が、塩酸あるいは塩化ナトリウムを電気分解して生成する方法、2つ目が、亜塩素酸ナトリウムと希塩酸などを混合希釈して生成する方法です。
安全に使用するためにも、正しい方法で生成されている次亜塩素酸水を使用しましょう。
使用期限を守る
次亜塩素酸水はとても便利な溶液である一方、成分の安定性が低い側面があります。
基本的に、次亜塩素酸水内に含まれている塩素の濃度は、生成から時間がたてばたつほど、減少します。
塩素濃度が低下してしまった次亜塩素酸水は、除菌や消臭などに対する効果がなくなった状態(失活)になり、活用することができないため、次亜塩素酸水の多くは使用期限が設定されています。
次亜塩素酸水を使うときは、必ず使用期限を守りましょう。
冷暗所で保管する
次亜塩素酸水の失活の原因は時間の経過だけではありません。次亜塩素酸水は、高温や紫外線に弱い性質があるので、窓際のような日光が当たりやすい場所や温度が高くなってしまいやすい場所に置いておくと、使用期限を迎える前に効果が失われてしまいます。
実際に、密閉容器に入れて5℃・25℃・40℃の3つの環境下で保管した際、塩素の減少率が5℃では4%だったのに対して、25℃で12%、40℃で20%減少しており、高温になるに従って減少率が高くなっています。
次亜塩素酸水を保管する際は、必ず冷暗所で保管してください。
使い道が豊富な次亜塩素酸水はノロックス
次亜塩素酸水には色々な使い道があるので、1本あるだけでもかなり便利です。ぜひ、ウイルス対策や消臭対策などに興味がある方は次亜塩素酸水を使ってみてください。
ノロックスでは、pH5.8~6.2の弱酸性~中性で厳密に調整された次亜塩素酸水を販売しております。混合希釈で生成された次亜塩素酸水なので、未開封状態で冷暗所保管した場合、約1年と次亜塩素酸水の中では使用期限が長くなっています。
ぜひ、次亜塩素酸水をお探しの方はノロックスをご検討ください。
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