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次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムはどちらを使うべき?違いや用途を解説!

除菌・消臭アイテムとして注目されている次亜塩素酸水と、塩素系漂白剤に含まれている次亜塩素酸ナトリウムは、名前が似ているだけでなく、どちらも除菌に有効的なものなので、混同している方も多くいらっしゃいます。

しかし、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは使用方法も肌へのダメージも全く異なる別の溶液なので、混同したまま活用してしまうと大変危険です。

ここでは次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは何が違うのか、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムのどちらを活用すると良いのかを解説します。

目次[非表示]

  1. 1.次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは別物
    1. 1.1.次亜塩素酸水とは? 
    2. 1.2.次亜塩素酸ナトリウムとは? 
  2. 2.次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違い
    1. 2.1.違い①使う場面・使用方法
    2. 2.2.違い②pH(ペーハー)
    3. 2.3.違い③殺菌成分の状態
    4. 2.4.違い④皮膚に与えるダメージ
  3. 3.次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの共通点
    1. 3.1.殺菌成分は同じ次亜塩素酸
  4. 4.次亜塩素酸ナトリウムではなく次亜塩素酸水を使うメリット
    1. 4.1.メリット①有毒ガス発生や誤飲の事故リスクが低い
    2. 4.2.メリット②希釈の必要がなく手軽に使える
    3. 4.3.メリット③肌に優しいため手荒れしない
    4. 4.4.メリット④様々な用途に使用可能
    5. 4.5.メリット⑤使用後の水洗いや水拭きが不要
  5. 5.次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いを理解して上手に活用しよう



次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは別物

次亜塩素酸水とは? 

次亜塩素酸水はヒト由来の成分である次亜塩素酸を主成分としている水溶液のことです。

ドアノブや手すりなどのモノに対する除菌のほか、消臭や花粉・ダニ対策にも効果的なので、衣類やカーテン、ソファなどに使ったり、トイレやキッチンなどの臭いのこもる場所に使用したりできます。

次亜塩素酸ナトリウムとは? 

次亜塩素酸ナトリウムとは、消毒剤の一種で、家庭でも使われている塩素系漂白剤の主成分でもあります。

基本的に原液をそのまま使用するのではなく、水で希釈して使用することがほとんどで、希釈した溶液は次亜塩素酸ナトリウム液と呼ばれます。


次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違い

一見すると名前が似ている次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムですが、pH(ペーハー)から使用方法、皮膚に至るダメージまで異なるので、どちらを活用するにせよ、どのような違いがあるのかしっかり理解することが大切です。

違い①使う場面・使用方法

次亜塩素酸ナトリウム液の用途が主に除菌なのに対し、次亜塩素酸水は除菌だけでなく、花粉対策やダニ対策、消臭対策と用途が幅広いのが特徴です。

そのため、次亜塩素酸ナトリウム液は手すりやドアノブ、便座や浴槽などの除菌に活用されることが多いですが、次亜塩素酸水は人が触れる場所の除菌に使われることはもちろん、衣類やカーテン、ソファなどの丸洗いできない布製品の除菌・花粉・ダニ対策や、トイレやキッチンの消臭にも使えます。

また、次亜塩素酸ナトリウム液は腐食作用があるので金属部分の除菌にはあまり使用できませんが、次亜塩素酸水は金属部分にも活用できます。

違い②pH(ペーハー)

pH(ペーハー)とは溶液中の水素イオンの濃度を指す単位で、pH7が中性・pH7より大きいのがアルカリ性・pH7より小さいのが酸性です。

次亜塩素酸ナトリウム液はpH7より大きいためアルカリ性ですが、次亜塩素酸水はpH7より小さい酸性となっています。

違い③殺菌成分の状態

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの殺菌成分は同じ次亜塩素酸ですが、その状態が異なります。

次亜塩素酸ナトリウムの場合はイオンの状態で次亜塩素酸が存在していますが、次亜塩素酸水の場合は分子の状態で存在しています。

違い④皮膚に与えるダメージ

次亜塩素酸ナトリウム液はアルカリ性なので、皮膚に付着してしまうとやけどのような症状になってしまいます。

一方、次亜塩素酸水は酸性の中でも人間の肌に近い弱酸性なので、万が一皮膚に付着してしまってもダメージが低くなっています。



次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの共通点

殺菌成分は同じ次亜塩素酸

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの殺菌成分はどちらも次亜塩素酸です。

次亜塩素酸は漂白剤や消毒剤として使われており、一般家庭だけでなく医療現場などにも活用されています。


次亜塩素酸ナトリウムではなく次亜塩素酸水を使うメリット

次亜塩素酸ナトリウム液も次亜塩素酸水も除菌に使用できますが、次亜塩素酸水の方が利用するメリットが大きいのでおすすめです。

メリット①有毒ガス発生や誤飲の事故リスクが低い

次亜塩素酸ナトリウム液はアルカリ性の中でもpHが大きい強アルカリ溶液なので、酸性の液体と混ぜて使うと有毒ガスが発生する恐れがあります。

また、人体への影響が大きいため、口に入ってしまうと非常に危険です。

しかし、次亜塩素酸水であれば、弱酸性なので有毒ガス発生のリスクや、誤って口に入れてしまった時の事故リスクが小さいので、安心して活用できます。

メリット②希釈の必要がなく手軽に使える

次亜塩素酸ナトリウムはどれも原液を水で希釈して使うのが一般的ですが、認可を受けた次亜塩素酸水であれば希釈の必要がありません。

そのまま使いたい時にサッと使える手軽さがあります。

メリット③肌に優しいため手荒れしない

強アルカリ性の次亜塩素酸ナトリウム液が肌に付着するとやけどのようになって、荒れてしまいますが、次亜塩素酸水は人の肌と同じ弱酸性なので肌についてしまっても荒れにくいので、除菌を頻繁におこなう場合や人が触れる場所を除菌する際は次亜塩素酸水がおすすめです。

メリット④様々な用途に使用可能

次亜塩素酸ナトリウムの用途が除菌のみなのに対し、次亜塩素酸水は除菌のほか、消臭や花粉対策、ダニ対策に活用することができます。

また、基本的に液体を雑巾に染み込ませて除菌したい箇所を拭き取ったりするのが一般的な次亜塩素酸ナトリウムに対し、次亜塩素酸水は噴霧器で使うこともできます。

メリット⑤使用後の水洗いや水拭きが不要

肌へのダメージが大きい次亜塩素酸ナトリウム液を使って除菌をした場合、後から水洗いや水拭きをしてお手入れをしなければなりませんが、次亜塩素酸水は使用後の水洗いや水拭きが不要です。

吹きかけたり流水でかけ流したりした後は乾いた布や綺麗なペーパーで拭き取るだけなので、手間がかからず楽に除菌ができます。


次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いを理解して上手に活用しよう

次亜塩素酸ナトリウムは塩素系漂白剤の主成分で消毒剤の1種でもあるのに対し、次亜塩素酸水は塩化ナトリウム水溶液や塩酸を電解して得られる次亜塩素酸が主成分の水溶液です。

次亜塩素酸水は、弱酸性なので皮膚へのダメージが少なく手軽に使えるので、除菌として活用するのであれば、次亜塩素酸ナトリウムよりも次亜塩素酸水がおすすめです。


また、次亜塩素酸水であれば除菌だけでなく、ダニ対策や花粉対策、消臭にも活用できます。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは全くの別物なので、混同して使わないようにしましょう。

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国内生産なので品質も安定していますので、次亜塩素酸水をお探しの方はチェックしてみてください。

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