ノンアルコールでインフルエンザウイルスは除菌できるのか?ノンアルコール除菌の効果とは
インフルエンザウイルスを除菌するアイテムのなかには、アルコールを配合していないノンアルコールの除菌アイテムもあります。
アルコールが含まれていないことから肌荒れを起こすことなく使えますが、便利な一方で本当にインフルエンザウイルスを除菌できるのか、効果について気になっている方も多いのではないでしょうか。
ノンアルコールの除菌アイテム(消毒スプレーやウェットシートなど)には、一部のアルコールのようにインフルエンザウイルスを殺菌する効果はありませんが、インフルエンザウイルスをはじめとしたウイルスを取り除いて綺麗な状態を保つ効果があります。
今回はインフルエンザウイルスを含めたノンアルコールの除菌アイテムの効果について詳しく解説します。
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ノンアルコールの除菌アイテムでインフルエンザウイルスは除菌できるか
ノンアルコールの除菌アイテムでインフルエンザウイルスを除菌することは可能ですが、アルコールとは除菌の仕組みが違います。
アルコールの除菌とノンアルコールの除菌の違い
アルコールの場合は、インフルエンザウイルスの外側を覆っている脂質性の生体膜(エンベロープ)を破壊してウイルスを不活性化させることで除菌しています。
ノンアルコールの場合、アルコールのようにインフルエンザウイルスを不活性化させることはできませんが、だからといって除菌ができない訳ではありません。
というのも「除菌」というのは「=ウイルスを不活性化させること」ではありません。除菌は「対象のモノから菌やウイルスを取り除くこと」ですので、どのような形であれ対象物に付着した菌やウイルスを取り除ければ除菌になります。
したがって、モノや手指をノンアルコールのウェットシートで拭き取って付着したウイルスを取り除ければ除菌したことになります。
ノンアルコールの場合は、除菌アイテムを使って対象物(モノや手指など)からウイルスを活性化したまま取り除くことで除菌しているのです。
ノンアルコールには除菌効果を持続させる働きもある
すぐに揮発してしまうアルコールは、除菌後についたインフルエンザウイルスに対しては効果を発揮しないため、除菌効果を維持することはできません。
しかし、ノンアルコールには、インフルエンザウイルスを取り除く効果だけでなく、長時間にわたって除菌の効果を維持する効果があります。
よって、ノンアルコールの除菌アイテムとアルコールを併用することで、より除菌効果を高めることができます。
インフルエンザウイルスの除菌効果が高いノンアルコール除菌アイテムの選び方
ノンアルコールの除菌アイテムはスプレーやハンドジェル、ウェットシートなど様々な形で販売されていますが、商品によって配合されている成分が異なっています。
ノンアルコールの除菌アイテムには除菌効果があるとされているものの、どの商品を使用するかによって効果の大きさや安全性が異なるため、きちんと選ぶことが大切です。
ここではインフルエンザウイルスの除菌効果が高いノンアルコールの除菌アイテムの選び方を解説します。
ウイルスに対する効果がしっかりあるかどうか
まず、ノンアルコールの除菌アイテムを選ぶときにチェックすべきなのが、ウイルスに対する効果があるかどうかです。
「99.9%除菌」「除菌・消臭」と記載されていても、インフルエンザウイルスに対する効果がなければ、インフルエンザ対策に使用することができません。
製造しているメーカーの商品ホームページやパッケージを確認して、試験等で効果が実証されているかチェックして、効果が認められているノンアルコールの除菌アイテムを選びましょう。
パッチテストといった試験で安全性を実証しているものを選ぶ
ノンアルコールの除菌アイテムに使用されている薬品は商品によって異なるため、肌への影響も商品によって違います。
より安全なものを選ぶには、パッチテストで安全性が実証されているものを選ぶと良いです。テストで安全性が認められているものであれば、肌荒れ等の心配なく使うことができます。
インフルエンザウイルスの除菌効果を高めるノンアルコールの除菌アイテムの使い方
ノンアルコールの除菌アイテムは色々な種類があり、使い方がアイテムによって全く違うので、それぞれの正しい使い方を解説します。。
ノンアルコールのハンドジェルやスプレーを手指に使う場合
ノンアルコールのハンドジェルを使用する際は、事前に石鹸で手を洗ったりアルコールで除菌を済ませておきましょう。
手洗いが済んだら、ノンアルコールの除菌アイテムをスプレーの場合は1プッシュ分、ハンドジェルの場合は2プッシュ分を手に取って、手のひら・指先・指の腹・指と指の間・手の甲・手首にしっかりジェルを擦り込みましょう。
ノンアルコールのウェットシートを手指に使う場合
ウェットシートを手指に使う場合も、事前に手洗いを済ませておきます。
手洗いが済んだら、ウェットシートを1枚出して手全体をしっかりと拭きましょう。
手のひらだけでなく、指と指の間や指先も忘れずにしっかり拭くことで除菌が徹底できます。
ノンアルコールのスプレーやウェットシートをモノに対して使う場合
ノンアルコールのスプレーをモノに対して使うときは、スプレーを吹きかけたあと、乾いた布やティッシュで水分をしっかりと拭き取ります。
ノンアルコールのウェットシートをモノに対して使うときは、何枚か使用して重ねて拭き取ることで除菌効果が高まります。
このとき、インフルエンザウイルスを殺菌できているわけではないので、拭き取りに使った布やティッシュ、ウェットシートの表面には触れないようにしましょう。
手肌に優しい次亜塩素酸水
除菌の際に肌への影響を考慮してノンアルコールを使用しているのであれば、次亜塩素酸水を取り入れてみてはいかがでしょうか?
次亜塩素酸水とは、人間の体内でも生成されている次亜塩素酸を主成分とする溶液です。人間の肌と同じ弱酸性で、植物やたんぱく質などに触れると成分がただの水とわずかの塩に分解されるため、残留性がなく万が一触れてしまっても安全です。
介護施設や保育施設で使用されており、ペットがいるご家庭や赤ちゃんと暮らしているご家庭でも問題なくお使いいただけます。
次亜塩素酸水には高い除菌効果があり、薬機法上その効果や有効性について、特定のウイルス名を公示することはできませんが、第三者機関において、各ウイルス不活性化試験および細菌の除菌試験を実施し、有用性が認められております。
複数のウイルスに対しての除菌効果があるので、アイテムを併用しなくても徹底したウイルス対策を手軽におこなうことが可能です。
他にも、悪臭の元を分解する消臭効果や、花粉やダニのふん・しがいなどの低減効果もあるので、色々な用途にご使用いただけます。
安全で使いやすい次亜塩素酸水ならノロックス
次亜塩素酸水にも様々な種類がありますが、使いやすくて安全な次亜塩素酸水であればノロックスがおすすめです。
次亜塩素酸水をご家庭で使用する際、濃度を50ppm〜200ppm(0.005%〜0.02%)に希釈して使用するのが一般的ですが、ノロックスはご家庭で希釈しやすいよう出荷時に200ppmに厳密に調整して出荷しています。
そのまま希釈せずにご使用いただくこともできますし、希釈する場合でもそこまで手間がかかりません。
また、ノロックスでは第三者試験機関に各種試験を依頼して有効性と安全性を実証しています。
10種類以上の試験をおこなっており、そのなかには人間の体への影響に関する試験や、除菌効果に関する試験も含まれています。
ノロックスの評価試験については以下のページで詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ぜひ、この機会にノロックスを検討してみてはいかがでしょうか。