次亜塩素酸水・エタノール・中性洗剤・塩素系漂白剤を使った除菌スプレーの作り方
新型コロナウイルス感染症の影響で、除菌スプレーをはじめとした除菌アイテムが一時品薄になったことは記憶に新しいかと思います。
現在では供給が安定していますが、この先、新型コロナウイルスのような感染症が広まるたびに、除菌スプレーが手に入らない状態では非常に困りますよね。
これを機に「自宅で除菌スプレーを作れるようにしておきたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
除菌スプレーの作り方はいくつかあるので、今回は除菌スプレーを作る方法をいくつか解説します。
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除菌スプレーの作り方
除菌スプレーの作り方はいくつかあって代表的な作り方は主に次の3つが挙げられます。
- エタノールと水を混ぜる作り方
- 塩素系漂白剤を水で希釈する作り方
- 中性洗剤を水で薄める作り方
それぞれどのように作るのか作り方を解説します。
エタノールと水を混ぜる作り方
1つ目が、エタノールと水を使った作り方です。このタイプの消毒液は、手指の消毒に使用できるため手が洗えないときの消毒や外出先の飲食店などでテーブルを拭いたりするのにぴったりです。
使用するのは無水エタノールと呼ばれる水分をほとんど含んでいないエタノールと、水道水・ミネラルウォーターからミネラルや細菌を除去・除菌した精製水と呼ばれる水で、これらを4:1の割合で混ぜ合わせます。
例えば500mlの除菌スプレーを作る場合は無水エタノール400mlと精製水100mlを混ぜ合わせれば完成です。
塩素系漂白剤を水で希釈する作り方
2つ目が塩素系漂白剤を水で希釈する作り方です。塩素系漂白剤を使用した除菌スプレーは強アルカリ性の溶液で、触れると肌が荒れてしまうことからモノに対する除菌にのみ有効です。
塩素系漂白剤の場合、商品によって塩素濃度が異なるため、どのくらいの塩素系漂白剤と水が必要なのかは使用する塩素系漂白剤によって異なります。
なお、除菌スプレーとして望ましい濃度はある程度決まっているので、濃度と必要な除菌スプレーの量から逆算すると良いです。
一般的に塩素系漂白剤で除菌スプレーを作る際は500ppm(0.05%)に薄めたものが望ましいです。500ppmは水500mlに対してだいたい塩素系漂白剤12mlの割合で作ることができます。
ノロウイルスなどの強力なウイルスを除菌する際は1000ppm(0.1%)あれば十分です。だいたい1000ppmは水500mlに対してだいたい塩素系漂白剤24mlの割合で作ることが可能です。
スプレーにして吹きかける際はマスクやメガネをして溶液が口や目に入らないようにしたり、溶液を吹きかけた後は成分が残留するため、しっかり拭き取る必要があります。
中性洗剤を水で薄める作り方
3つ目が中性洗剤を水で薄める作り方です。塩素系漂白剤と同様、手指の除菌に使用することができないため、主にモノへの除菌に使います。
中性洗剤で除菌スプレーを作る際はだいたい水500mlに対して、中性洗剤を3ml〜5ml混ぜることでできます。
中性洗剤の量を正確に測るには、化粧用注射器が必要ですが、小さじでも代用できます。
小さじを使う場合は1杯分で大丈夫です。
効果が高い除菌スプレーを手軽に作るなら次亜塩素酸水がおすすめ
先述した3つの作り方はどれも正しい作り方ですが、手間がかかってしまったり、効果が弱かったりする弱点があります。
例えば、エタノールは引火しやすいため、除菌スプレーを作るときは細心の注意を払わなければなりません。
塩素系漂白剤の場合は、ドラックストアで手に入るうえ、精製水ではなく水で希釈するため材料を揃える手間はかかりません。
ただ、強アルカリ性である塩素系漂白剤は人体への影響が大きいため、除菌スプレーを作ったり使ったりする際は手袋やマスク、エプロンやゴーグルが欠かせません。
中性洗剤を使用する場合は、材料も手に入りやすく、手軽に扱えることから作りやすいですが、除菌効果が低いため強力なウイルスに対しては有効ではありません。
次亜塩素酸水であれば水道水で希釈ができる手軽さがあるうえ、強力なウイルスにも有効であるという、他の作り方にはない魅力があります。
次亜塩素酸水とは?
次亜塩素酸水は、人体の免疫成分の1つである白血球内で生成される「次亜塩素酸」を主成分とする溶液です。
人間と同じ弱酸性の溶液であるのと同時に、人の体内で生成されている成分が溶液の主成分であることから、次亜塩素酸水はあんしん・安全に使えるという大きなメリットがあります。
また、次亜塩素酸水は複数のウイルスに有効であることが証明されており、なかにはアルコール消毒液では除菌できない強力なウイルスや細菌にも効果を発揮するため、除菌アイテムとして注目されています。
次亜塩素酸水を使った除菌スプレーの作り方
次亜塩素酸水で除菌スプレーを作る場合は次のものを用意します。
- 次亜塩素酸水
- スプレーボトル
- 計量カップ
- 水(水道水)
次亜塩素酸水は商品によって、液剤の塩素濃度(ppm)が異なりますが、除菌スプレーとして使う場合は最終的に100ppmあれば十分です。
高濃度すぎる次亜塩素酸水だと多くの水で希釈する必要が出てきますので、次亜塩素酸水を購入する際は100〜200ppmで調整されているものが適しています。
また、次亜塩素酸水は紫外線にあたると成分が分解されてしまって、ただの水となってしまい除菌の効果が失われてしまいます。
スプレーボトルはどのような大きさのものでも問題ないですが、必ず紫外線を通さないものを選びましょう。
必要なものが用意できたら、液剤を水道水で希釈します。
除菌スプレーの濃度は100ppmあれば十分なので、200ppmの次亜塩素酸水を使用する場合は2倍に希釈します。このとき、使用するスプレーボトルの容量に合わせて希釈しましょう。
100ppmの次亜塩素酸水の場合は希釈の必要なく、そのまま使うことができます。
次亜塩素酸水で作った除菌スプレーの使用期限
次亜塩素酸水の成分は、紫外線にあてたときだけでなく、時間とともに分解が進むため、希釈してから1ヶ月過ぎてしまうと、効果が失われてしまいます。
次亜塩素酸水を使って除菌スプレーを作ったら、スプレー内の溶液は必ず1ヶ月以内に使い切るようにしてください。
また、希釈した溶液とは別に、液剤は使用期限が明記されています。(ノロックスの場合は未開封の場合で製造から1年)
液剤も溶液と同様に、使用期限を守りましょう。
次亜塩素酸水であれば消臭スプレーとしても使える
次亜塩素酸水には除菌効果だけでなく、悪臭の原因物質を分解・破壊する消臭効果もあるため、次亜塩素酸水の除菌スプレーは消臭スプレーとしても使うことが可能です。
1本で除菌と消臭の両方ができるので、とてもお手軽です。
次亜塩素酸水の除菌スプレー を作るならノロックスがおすすめ
ノロックスは出荷時の塩素濃度が200ppm、液性を示すpHが5.8〜6.2の弱酸性に厳密に調整されたあんしん・安全に使える次亜塩素酸水です。
第三者機関における評価試験で安全性・有効性が認められており、一般家庭はもちろん、フィットネスクラブやオフィス、認定こども園、飲食店などでも導入されています。
様々な商品をご用意しておりますが、次亜塩素酸水の除菌スプレーを使いたいという方には、「ノロックスフレアソルスプレーお試しセット」がおすすめです。
「ノロックスフレアソルスプレーお試しセット」は、
- フレアソルミストスプレー(330ml) 1本
- 専用空ミニスプレー(50ml) 1本
- 200ppmの液剤2Lパウチ(補充用) 1本
- 計量カップ 1個
がセットになっており、スプレーボトルや計量カップが自宅になくても次亜塩素酸水の除菌スプレーを作ることができます。
ぜひ次亜塩素酸水の除菌スプレーを作ろうとしている方は「ノロックスフレアソルスプレーお試しセット」をチェックしてみてください。
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