【期限に5倍の差が出る?!】次亜塩素酸水の保存方・使用方法
次亜塩素酸水の弱点として「使用期限が短い」という性質を聞いたことがありますか?(2液混合の次亜塩素酸水の使用期限は、約1か月~1年と言われています。)
※生成方法の違いはこちらで詳しく解説しています。
じつは、保存方法や使用方法次第でこの弱点が大きく左右されるのです。
ここでの使用期限とは次亜塩素酸水をより有効的な状態で除菌や消臭に使っていただける状態のことを指します。
せっかく使う次亜塩素酸水。保存方法や使用方法を間違ってしまい、効果を半減させてしまうなんてもったいない!
そこで今回は、損をしないための次亜塩素酸水の保存方法と使用方法をご紹介いたします。
知っているのと知らないのでは大違い。
次亜塩素酸水初心者の方はもちろん、次亜塩素酸水を長年使っている方も日ごろの保存方法や使用法方を見直してみませんか?
どうして使用期限が短いの?
次亜塩素酸水は酸化力が強く、菌に対する強い反応があります。
簡単に言うと、除菌力や消臭力が強く、効果に即効性があるということです。
しかし、有機物に触れるとすぐに反応が起こってしまうため、除菌や消臭の効果が高く即効性がある一方で、安定性が低く使用期限が短くなってしまうのです。
次亜塩素酸水はとてもデリケートな性質なのです。
弱点ばかりではありません。次亜塩素酸水は人体への影響が低いという優れた点があります。
これらの次亜塩素酸水の性質をノロックス(次亜塩素酸水)を例にみていきましょう。
ノロックスは、次亜塩素酸の存在比率が高くなる弱酸性~中性(pH5.8~6.2)に調節されています。
この数値は酸化作用が強く、反応性が高いため、除菌や消臭に高い効果を発揮します。
また、次亜塩素酸の存在比率が高いpH値の中でも、人間の肌と同じ中性に近いpH値に調整されています。
そのため、万が一、口に入ったり直接肌に触れたりしても害はなく、刺激を気にせず安心・安全にご利用いただけます。
このように、次亜塩素酸水は効果が高く安心して使っていただけるという長所がある一方で、安定性が低く使用期限が短いという弱点があるのです。
参考動画:次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違い
失活って?
次亜塩素酸水に含まれている塩素濃度が下がってしまうと、除菌や消臭の効果がだんだんと弱くなり、最終的にはその効果が無くなってしまいます。この状態を失活(不活化)と言います。
次亜塩素酸水が失活する=除菌や消臭の効果が無くなってしまった状態です。
この状態では満足のいく除菌や消臭の効果が出ない可能性があるため、新しい次亜塩素酸水を使用していただく必要があります。
失活が起こる原因
失活する主な理由として以下の3つの理由が挙げられます。
- 紫外線
- 温度・時間経過
- 有機物との接触
これらの3つの理由をそれぞれ詳しくみていきましょう。
1.紫外線
次亜塩素酸(HClO)は紫外線(日光)に当たると、塩素と酸素に分解し揮発してしまいます。
水道水には微量の塩素が含まれており、水道水を日光に当ててカルキ抜きをするのと同じ理屈です。
また、次亜塩素酸を分解できるのは紫外線に限られるので、室内の蛍光灯やLED・白熱球の光では次亜塩素酸水は分解されません。
室内での利用についてはそれほど神経質にならなくても大丈夫ですが、遮光性のあるボトルを使用してください。
2.温度・時間
次亜塩素酸の塩素濃度は基本的に貯蔵日数とともに経時的に減少してしまいます。
保存性を高めるためには、遮光することが前提となります。そして、さらに保存時の温度によっても大きく左右されます。
ここで、5℃・25℃・40℃の密閉容器中で保存したときの濃度の減少率を比較した実験を紹介いたします。
結果は、約140日後に5℃で4%、25℃で12%、40℃で20%の減少があったそうです。
この実験によると、5℃と40℃では5倍も有効塩素の減少率に差があることが分かりました。
よって、冷暗所で保管することがとても大切と言えます。
参考文献:福﨑智司(2015年)『次亜塩素酸の科学』米田出版
3.有機物との接触
次亜塩素酸水は有機物に触れると水に還るという性質をもっています。
そのため、汚れなどの有機物に触れてしまうと除菌や消臭などの効果を十分に発揮することができません。
それを防ぐためにも、使用する噴霧器は定期的に清掃してください。(週に一度の清掃が目安です。)
清掃方法はこちらの「よくあるご質問」からご確認いただけます。
また、スプレーを使って除菌を行う際は、目に見える汚れをふき取ってから除菌を行ってください。
失活を防ぐためには
上記の項目から次亜塩素酸水の失活を防ぎ、より効果的に使っていただくために必要なことは
- 遮光性のある容器を使用する。
- 冷暗所で保管する。
- 噴霧器やスプレーボトルは常に清潔な状態にしておく。また、スプレーを使用する際は目に見える汚れをふき取ってから使用する。
この3つのポイントを守って、次亜塩素酸水をより効果的に利用しましょう!
近年では、夏になると日陰でも30℃以上になってしまうことがあるため、夏場は次亜塩素酸水を比較的涼しい場所で保管するのがオススメです。
また、冬場など特定の時期にしか利用しない場合は一度開封した液剤は使い切り、翌シーズンに新しい液剤を購入することをオススメします。
開封済みの次亜塩素酸水を再度使用する場合、保存方法によっては十分な効果を感じていただけない可能性があるからです。
今、もっとも大切とされている除菌対策。
お手持ちのノロックスの保存方法や使用方法は大丈夫ですか?
いかがでしたでしょうか?
知らないと損をしてしまうかもしれない次亜塩素酸水の保存方法や使用方法。
効果が目に見えないウイルス対策だからこそ、正しく保存し使用することが大切です。
あなたの周りの大切な人を守るためにも正しい保存方法・使用方法を実践してくださいね。
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