重曹の消臭効果はどれくらい？消臭のメカニズムと重曹を使った4つの消臭対策方法

お掃除アイテムとしてよく使われている重曹には、汚れを落とす効果だけでなく、実は消臭効果もあります。

汗の臭いや靴の臭いなど酸性の悪臭に作用するため、消臭対策アイテムとして、容器に詰めて臭いが気になる場所に置いたり、水で溶かして臭いが気になるものに吹きかけたりすることもできます。

今回は、重曹の消臭効果や、重曹を使って消臭する方法を解説します。

重曹はどのような悪臭に効果があるのか

重曹とは、食塩を電気分解したものに二酸化炭素を加えることで作られた、サラサラとした白色の結晶状の粉末です。

油汚れや皮脂汚れを落とす効果があるため掃除に使われることが多いですが、3-メチルブタン酸によって靴・靴下から漂う悪臭、メチルメタン・硫化水素などによるシンクや排水溝の悪臭、3-メチルブタン酸・アンモニアによるクローゼットや衣類などの汗の臭いにも効果を発揮します。

重曹に消臭効果がある理由

なぜ重曹が消臭に有効的なのかには、重曹が持つ次の3つの作用が関係しています。

臭いを中和する作用

弱アルカリ性の粉末である重曹は、酸性の臭いに触れると中和反応を起こして、酸性の臭いを無臭の中性に変化させる働きがあります。

悪臭の1種である生ゴミの臭いや汗による臭いは酸性なので、重曹をかけたり、重曹を溶かした液体を吹きかけたりすると、中和反応が起きて無臭の中性に変わるため、臭いを抑えることができます。

菌の繁殖を抑える静菌作用

悪臭のなかには、雑菌が繁殖してしまうことが原因で発生するものがあり、細菌が原因の悪臭を防ぐには、菌が繁殖できないようにしなければなりません。

重曹には臭いを中和する作用だけでなく、菌の繁殖を抑える静菌作用というものがあります。悪臭のもととなる細菌が発生しやすい場所に重曹を置いておけば菌の繁殖が抑えられるため、臭いを防ぐことができます。

湿気を吸い取る作用

重曹には湿気に対する作用もあります。
湿気が多い場所は、悪臭のもととなる菌が繁殖してしまいやすいですが、重曹を置いておくことで湿気を吸い取ることができるため、菌が繁殖しにくい環境を作って臭いを抑えることが可能です。

重曹を使った4つの実践的な消臭対策の方法

実際に重曹を使った消臭対策にはどんなものがあるのか、ここでは4つの方法を紹介します。

容器に重曹を詰めて下駄箱やクローゼットの消臭に使う

重曹を容器に詰めて下駄箱やクローゼットのなかに置いておけば消臭剤として活用することができます。

重曹を容器に詰めて使用する際は、できるだけ口の広い容器を用意しましょう。例えば、ジャムの瓶などが理想的です。

容器に重曹を7分目まで詰めたら通気性の良いガーゼや薄い布を被せて、輪ゴムでしっかり口を閉じます。
布がない場合はラップをかけて楊枝やフォークで穴を開けると良いです。

用意ができたら、下駄箱やクローゼットの奥に置いておきましょう。

容器の中の重曹はだいたい2ヶ月〜3ヶ月で交換する必要がありますが、湿気を吸って重曹が固まっている場合にはすぐに交換するようにしましょう。

重曹を排水溝やシンクにふりかける

重曹はお風呂や洗面所の排水溝やキッチンのシンク、三角コーナーの消臭にも活用できます。

排水溝やシンクなどに重曹を使う場合は、まず水で排水溝やシンクを掃除してから、重曹を粉のまま満遍なくふりかけて30分から1時間ほど放置します。
その後、スポンジやブラシでこすって最後に水で流します。

水回りに重曹を使う場合は、水でそのまま流せるので手間があまりかからないのが魅力です。

ソファや布団など洗えない布製品や靴に使う

ソファや布団など洗えない製品や靴の消臭にも重曹は有効です。

ソファや布団、クッションに使う場合は、ホコリを掃除機で吸い取った後、粉のままの重曹を満遍なくふりかけます。
1〜2時間ほどそのまま放置したら、掃除機でふりかけた重曹を吸い取りましょう。

靴に使う場合は、靴底全体に粉のままの重曹をふりかけて1〜2時間ほどおきます。
最後に靴のなかの重曹を取り除けば消臭完了です。

重曹を水で溶かし消臭スプレーとして日常的に活用する

もっと手軽に重曹を活用したいという場合は、重曹を水で溶かして消臭スプレーとして使うのがおすすめです。
気になる場所にサッとふきかけるだけで消臭対策ができるので、時間がないときや臭いが気になったときにすぐに使うことができます。

重曹を水に溶かして使う場合は水と重曹を20:1の割合で混ぜると良いです。
例えば、水100mlに対して重曹は5g(小さじ1)あれば十分です。
水に重曹を溶かしたら、スプレーボトルに詰め替えて使いましょう。

より消臭効果を高めたい場合は、沸騰させた水に重曹を溶かすのが効果的です。
重曹水を沸騰させると液性がより強いアルカリ性に変化するので、沸騰する前に比べると消臭効果が高くなります。

消臭対策に使う重曹の選び方

重曹は用途に合わせて、食用・掃除用・医療用の3種類がありますが、スーパーやドラッグストアで売られている重曹は食用と掃除用のみとなっています。
食用と掃除用どちらの重曹を使うか迷うかと思いますが、消臭対策として使うのであれば掃除用の重曹を使いましょう。

重曹に臭いを中和する作用や静菌作用、湿気を吸い取る作用があるのには重曹に含まれている炭酸水素ナトリウムが関係しています。
炭酸水素ナトリウムが多く含まれていればいるほど消臭効果が高くなりますが、食用の重曹は掃除用の重曹に比べると含まれている炭酸水素ナトリウムの量が少ないことが多いです。

そのため、臭い対策にはより高い消臭効果が期待できる掃除用の重曹を使用しましょう。

重曹では消臭できない臭いもある

重曹には消臭効果がありますが、全ての悪臭に対して消臭効果が発揮されるわけではありません。

弱アルカリ性の粉末である重曹は酸性の臭いには中和反応を起こして消臭効果を発揮しますが、アルカリ性の臭いの場合は中和反応が起きないので消臭効果を発揮できません。

よって、アンモニアが引き起こされるトイレの嫌な臭いや、トリメチルアミンによって発生する魚が腐ったような臭いはアルカリ性の悪臭なので重曹が使えません。

高い消臭効果がある次亜塩素酸水

重曹は便利な消臭アイテムですが、消臭できない臭いもあるのは不便ですよね。
そこでおすすめなのが、次亜塩素酸水です。

次亜塩素酸水なら様々な臭いを消臭できる

次亜塩素酸水は様々な臭いを消臭する効果があります。
例えば、汗の臭いや体臭、タバコ臭やペットの臭い、食べ物や生ゴミの臭い、さらには重曹で消臭できないトイレの臭いも消臭することが可能です。

実は次亜塩素酸水の消臭は、臭いを中和したり菌の繁殖を抑えたりするのではなく、様々な悪臭の原因物質に反応して、原因物質を分解・破壊することでおこなわれています。
そのため、重曹よりも多くの臭いに対して効果を発揮するのです。

色々な使い方ができる

次亜塩素酸水はスプレーボトルに詰めて、消臭スプレーとして使うことが多いです。

ただ、次亜塩素酸水はスプレーとして使う他に、専用の噴霧器で噴霧する使い方も可能です。専用の噴霧器を使って、噴霧すれば効率よくお部屋の臭い対策ができます。

あんしん・安全に使用できるのも魅力

次亜塩素酸水は高い消臭効果があるだけでなく、あんしん・安全に使用できる魅力もあります。

• 主成分が人の体内で生成されている成分と同じ
• 液性が人の肌と同じ弱酸性
• 臭いの原因物質や有機物（燃えると炭素が発生するモノ）に触れると水に還るため有害物質が発生しない

といったことから、万が一肌に触れてしまっても安全で、赤ちゃんやペットがいる環境下でも使うことができます。

次亜塩素酸水の安全性については以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ノロックスでニオイとおさらば

次亜塩素酸水で消臭対策をおこなうなら消臭力に優れたノロックスがおすすめです。

ノロックスは臭いに対する有効性があるか、きちんと第三者機関がおこなっている評価試験でチェックしています。

評価試験は一般財団法人日本食品分析センターに依頼しており、トイレ臭いのもとであるアンモニアやトリメチルアミン、生ゴミ臭のもとであるメチルメタンや硫化水素、汗やタバコの臭いのもとであるアセトアルデヒドに対しての効果をチェックしています。

臭いに対する評価試験以外にも、あんしん・安全、そして効果的に使っていただけるよう、他にも様々な試験を依頼しております。詳細は以下のページでご確認ください。

【参考】ノロックスの評価試験について

また、ノロックスは確かな有効性・安全性が認められているだけでなく、皆様が使いやすいよう用途に合わせたセットをご用意しております。

例えば、スプレーで消臭したい方にはスプレーボトル・液剤がセットになっている「ノロックスフレアソルスプレーお試しセット」がおすすめです。

「ノロックスフレアソルスプレーお試しセット」だけで、次亜塩素酸水による消臭対策を手軽に始めることができます。

また、次亜塩素酸水を噴霧して使いたい方には、専用ミスト噴霧器・液剤・スプレーボトルがセットになっている「ノロックス スターターセット」がぴったりです。

次亜塩素酸水専用のミスト噴霧器がセットになっているので、改めて噴霧器を用意する必要がありません。届いたその日から噴霧器を使った臭い対策をおこなえます。

他にも様々な商品をご用意しておりますので、次亜塩素酸水で消臭対策をおこないたいのであれば、ぜひノロックスをご検討ください。

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