【ご案内】ノロックスの安全性と有用性について

最終更新:2022年7月25日(月)

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2020年5月29日(金)NITE(製品評価技術基盤機構)より「次亜塩素酸水」等の販売実態についてと「次亜塩素酸水」の空間噴霧についてのファクトシート(まとめ)の報告が経産省にあり、これを受けて金曜の夕方に報道がなされました。

今回、NITEより報告されたファクトシートの要旨とノロックスの安全性および有効性、特徴について下記にご案内申し上げます。
  ノロックスは正しくご使用頂ければ、除菌・消臭に高い効果が得られ、安全にご使用することができる商品です。

これまで以上にノロックスの除菌・消臭効果やその使用方法を、正しく丁寧にお伝えしながら販売をしていく所存ですので、今後ともノロックスをご愛顧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

◆ファクトシート要旨

  • 現時点において、「次亜塩素酸水」の新型コロナウイルスへの有効性は確認されていない。
  • 「次亜塩素酸水」等の科学的特性から必要な表示内容について。
  • 消毒液の噴霧に関する衛生当局の見解。
  • 厚生労働省からの注意として、社会福祉施設等において次亜塩素酸ナトリウム液の噴霧は、「吸引すると有害であり、効果が不確実であることから行わないこと」としている。

◆ノロックスの成分・製法について

ノロックスは次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を混ぜ合わせて調整した次亜塩素酸水です。また、ノロックスはpH値(酸性かアルカリ性なのかを表す数値)を5.8~6.2(弱酸性)で厳重に調整しております。

◆安全性について

①第三者機関(日本食品分析センター)での試験結果

  • 【急性経口毒性試験】マウスを用いて体内にノロックス(200ppm)を投与し14日間観察を行った結果、死亡例、異常例、体重変化が認められませんでした。
  • 【皮膚刺激性試験】ヒト培養皮膚モデルにおける皮膚刺激性試験を行い、試験結果は細胞生存率の平均値は50%を上回ったため,皮膚刺激性は非刺激性と評価されています。

 

②pH値について

ノロックスの製造工程においてpH値を5.8~6.2で厳重に調整。その特性として、有機物に触れ化学反応を起こすと水(H2O)となり有害な成分が発生する心配がありません。

 

③人体由来の成分である

ノロックスの主成分である「次亜塩素酸」は体内の血液中でも作られていることがわかっており、ミエロペルオキシダーゼという好中球に最も豊富に存在するタンパク質が、過酸化水素(体内で生成された有害な物質)と塩化物イオン(胃酸のもとになって、胃で食べ物を消化したり殺菌したりしている)と化学反応させて、次亜塩素酸を作り出し、細菌やウイルス等への異物を攻撃し、排除しています。
この体内の仕組みからも次亜塩素酸水は直接触れても、体内に入っても安心して使っていただけると考えられます(※1)。

※1:上原記念生命科学財団研究報告集15. 好中球における次亜塩素酸合成機構の解明(藤井浩氏)参照。https://www.ueharazaidan.or.jp/houkokushu/Vol.32/pdf/report/015_report.pdf

 

④空間噴霧について

ノロックスを現在当社より販売中である噴霧器(OC-50a、OC-20a、OC-3.2a)を用いて空間噴霧することの安全性について、前述①の急性経口毒性試験、皮膚刺激性試験において安全性を確認していること、空間噴霧の場合塩素濃度50ppm(200ppm原液を4倍希釈)と前述①の試験の際の塩素濃度200ppmをはるかに下回る塩素濃度であること、また②③の特性から鑑みても有害性は無いものと考えます。2017年9月より噴霧器の販売を開始以来、事故例が無いことからも安全性があると考えられます。
なお、NITEの報告で「消毒薬」と「次亜塩素酸ナトリウム」の噴霧については、有害であり、不確実であることから行わないこととしているとありましたが、「次亜塩素酸水」ついては、次亜塩素酸水を用いた市販の製品等の安全性に言及するものではないと記載されています。

※消毒薬の定義については、公益社団法人日本医師会が発表している「消毒薬一覧」からご確認ください。
https://www.med.or.jp/kansen/guide/steri_list.pdf

◆ウイルス有効性について

ノロックスは薬機法上、その効果や有効性について、特定のウイルス名を公示することはできませんが、第三者機関において、各ウイルス不活化試験および細菌の除去試験を実施し有効性を認められております。

なお、「コロナウイルス」に対しては、現時点で、第三者機関および独自での有効性を示す試験は実施しておりません。しかしながら、それにより「コロナウイルス」に効果が無いことを証明する独自の結果を示すものもありません。

追記
新型コロナウイルス( SARS-CoV-2 )に対する不活化効果に関しましては、下記の通り試験実施を行っております。
ただし効果試験の結果については、薬機法に抵触するおそれがあるため控えさせて頂きます。

  • 新型コロナウイルス( SARS-CoV-2 )不活化試験( PCR法 )
  • 新型コロナウイルス( SARS-CoV-2 )不活化試験( プラーク法 )

ノロックスの評価試験については こちら

追記:2022年7月25日(月)

また今後の調査について「新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」第3回委員会において、「市場の実態に合わせ、次亜塩素酸水(電気分解法で生成したもの)4 種に加えて次亜塩素酸水(電気分解法以外で生成したもの)を検証試験の対象に追加する。この際、有効塩素濃度と溶液の pH が同等であれば消毒効果は同等と考えられることから、特定の製法で生成された次亜塩素酸水の検証結果に基づいて、他の製法で生成されたものの効果も同等とみなすものとする。(※2)」とされており、今後次亜塩素酸水の有効性や理解が広まるものと考えます。

※2:第3回委員会の議論のまとめ参照
https://www.nite.go.jp/data/000109501.pdf

追記
第6回委員会において、次亜塩素酸水を新たに以下の通りで有効と判断されました。

  • 次亜塩素酸水( 電解型/非電解型 )は有効塩素濃度35ppm以上
  • ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは有効塩素濃度100ppm以上

また、次亜塩素酸水の利用にあたっては以下の注意が必要があると確認されましたので、ご利用の際はノロックス製品の注意事項や以下の議論のまとめをご参照してください。

  • 汚れ( 有機物:手垢、油脂等 )をあらかじめ除去すること
  • 対象物に対して十分な量を使用すること

第6回委員会の議論のまとめ参照
https://www.nite.go.jp/information/osirase20200626.html

追記:2022年7月25日(月)

◆「次亜塩素酸水」等の科学的特性から必要な表示内容について

ノロックスの製法、原料・液性・濃度・成分の表示については こちら

◆ご利用上の注意点について

ノロックスは使用環境・条件にも影響を受けるため、必ずしもすべてのご利用環境で安全性および有効性を保証するものではありません。商品に記載されている利用方法または取扱説明書の注意事項をよくお読みになってご利用ください。